注意
カッティング・ステッカーを貼る対象物は、表面が滑らかなガラスや金属等が、最も適しています。
樹脂・木材・モルタル面は早期に剥離が予想されますので、お勧め出来ません。
また、人体に貼ると、かぶれたりすることがありますので、貼らないで下さい。
貼る前に。
貼付面の汚れ・油分・ワックス等は、必ず拭き取りましょう。ガラス面に使用する水ハジキコーティングも接着力を弱めてしまう大敵です。
早期の「剥がれ」の一番の原因は、貼付前の養生に掛かっています。
ガラス面に貼る時の注意点として、小さいサイズのステッカーは、出来るだけ水を使わない方が付きが良いです。
大きなサイズで気泡が心配な時は、真水(まみず)だけを使うようにして下さい。
ガラスフィルムと混同して中性洗剤を入れる人もいますが、気温の低い時期や対象面が冷たい時に この方法で貼ってしまうとステッカー本体の糊が効き難くなり、失敗の原因になります。
作業は、すべてご自分の責任で行なって下さい。
● 準備するもの。
1. 位置を決める。
アプリケーションフィルムは透明と和紙の2タイプがありますが、どちらの場合も貼り方の基本は同じです。ここでは透明タイプを使いました。
貼る位置が決まったら、マスキングテープ等で固定します。
この時、テープがステッカー本体に掛からない様にして下さい。
2. さあ、本番です。
「1」で貼ったマスキングテープが剥がれないように注意しながら片手でつまんでリケイ紙を写真の様に途中まで剥がします。
(このとき、ステッカーが対象面にくっつかない様に注意して下さい)
3. スキージ(へら)を使って。
片手でつまみながら、もう一方の手に持ったスキージで矢印の方向に押し切ります。
ステッカーに気泡が入らないように空気を外に追い出す事を意識して、少し強めに。
4. まだまだ気を抜かないで。
完全に貼り終える前に片手を離して対象面にステッカーがついてしまうと、気泡が入って、見栄えの悪い仕上がりになってしまします。集中して圧着しましょう。
「3」と「4」を繰り返して、最後まで貼り切ります。
5. アプリケーションフィルム(AP)を剥がす。
最後まで押し切ったら、APの端をつまんで剥がします。
この時APは手前に引っ張らず、対象面と平行にスライドさせながらゆっくりと剥がしましょう。
特に、ステッカー本体のパーツが小さかったり細かい部分がある場合は、一緒に剥がれないように十分注意して下さい。
6. 完成です。
すぐに強く拭かないで下さい。外気温が常温(20℃位)のとき、糊が定着するまでには24時間程度となっています。(素材メーカー推奨)